J.M.WESTON その2

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J.M.WESTON のゴルフ

この靴をはじめて見たのは確か1990年前後で、場所はシップスの銀座店だった。

当時はまだ日本にウェストンの直営店が無く、シップスのみが取扱いを許されていた。
シップスの取扱いモデルは3種類のみ。ローファー、Uチップ、ダブルソール外羽根フルブローグ(ロングウイングのタイプ)だったと記憶している。
小生はずっとUチップのボルドー(ウェストンではバーガンディではなくボルドーと呼ぶ)が欲しかったのだが、まだまだ身分不相応だとの思いがあった。

そんなある日、仕事帰りに立ち寄った銀座店で、数人の店員さんが真新しい焦げ茶のモカシン靴を履いているのを発見、その可愛らしさに一目惚れしてしまったのだが、その靴がゴルフだった。
シップスで新たに取扱いを始めたモデルということで、早速店員さん達自身が購入して履き始めた時期だったわけだ。
帰り道、よ〜し、いつかは俺もビッグになってゴルフとUチップを買っちゃうぞと固く心に誓ったのだった(嘘です)。

ようやく買ったのは1993年の春、パリのシャンゼリゼ本店だった。
価格は確か2,250フランだったと思う。
当時1フラン20円程度と記憶しているので、デタックス分を引くと4万円台前半、国内価格の約半額で買えた。
画像のダークブラウンのがそれで、ライトブラウンのUチップも同時に購入した。
黒のはその数年後に青山の直営店で購入したもの。

ちなみに2足所有してわかったが、ダークブラウンと黒は革質がかなり異なる。
黒は一般的なカーフとさほど違わない感じなのだが、ダークブラウンはずっと厚みがあり、表面はマットで磨いてもあまり光沢がでない。なのでだいぶカジュアルな印象となる。

さて、このゴルフというモデルは、報道関係者が戦場や災害現場への取材に好んで履いて行く靴として「ジャーナリストシューズ」と呼ばれているという話があった。
これはおそらくWeston社が作った宣伝コピーではないかと睨んでいるのだが、そのエピソードを不自然と思わせない頑丈さを持っていることは確かだ。
小生も一週間程度の海外旅行をこれ一足で済ませたことが2回あるのだが、毎日朝から晩まで歩き回り雨にもよくあったが全く問題なかった。

画像を見ると18年間履き込んだ風合いが表れているが、特に痛んでいる箇所は無く、まだまだ末永く活躍してくれそうである。
ソールはリッジウェイ社製のラバーソールで、とても減りにくい。今までヒールは数回交換しているが本底はまだまだ持ちそう。

最後に豆知識だが、Westonはライニングに刻印された数字で製造年度が判別できる。
小生のゴルフの記載 『 641−31 227468−12 』を例にとって説明すると、
641が型番、31が木型番号、そして6桁の数字(227468)の最初の数字『2』が製造年度の末尾を表す。
1993年に購入した靴なので1992年製だな、ということがわかるわけ。

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